戦闘メカザブングル_get it
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ザブングル・グラフィティ

戦闘メカザブングル放送終了の約半年後の1983年7月9日に公開された劇場版ザブングル。

配給は松竹で84分の作品で併映は”ドキュメント 太陽の牙ダグラム”と”チョロQダグラム”~劇場版イメージソングは”GET IT!””Coming Hey You”(作詞・売野雅勇、作曲/編曲・馬飼野康二、歌・MIO)。

TVの名場面集に新作カットを加えたもので完全にTV見たヒト向きですね~。ザブングル・グラフィティグラフィティ=回想集・名場面集ということでチルが案内役で時々登場し説明役をしてます。
全50話を強引に84分にするわけでそのためにイロイロな要素をカットしてたりします、例えばソルトという組織はナイものとしエルチの父キャリングも登場せずなどなど・・・。それらを存在しないものとしてストーリーのつじつま合わせをするわけでカンバって繋いでるけどものすごい違和感があります・・・。

実は当時見てません!今回はじめて見てみて驚いたのがチャント新作部分があったことです。当時この映画の公開直後に発売した富野由悠季監督のエッセイ”だから僕は”の終盤に「新作カットは一切ない」と書かれていたので今回見てみてびっくり!!
あんじゃん、しかもかなり大胆に!

それにアフレコは全てやり直してあるしイメージソングもちゃんと作られてる・・・見といても良かったな。

しかしなんで作られたのでしょう?? たしかに併映のダグラムは視聴率もよく珍しく延長された作品ですが劇場公開する程でもないし・・ザブングルなんてほとんど話題にもノボらない知られてない作品だったし。
ただ”ドキュメント 太陽の牙ダグラム”はダラダラしたTV版が短くタイトに最編集されておりむしろ良くなってたなんて聞きます、でザブングルの方はというと・・まぁラストはTV版より明るくなってて救われますがそれ意外イイとこなしといった感じ・・。

結論:気が向いたら見ましょう・・・。

TV版との相違点(キャラクター別)
ジロン・アモス :
  Pポイント破壊前からイノセントに知られてることになっている。
  ティンプと再会はTVでは彼がカプリコタイプで登場する場面だが映画ではギプロスにギャリアが囚われるシーンになっている。
  ラストエルチとの会話で”アイアン・ギアーの連中やソルトの連中は~”ではなく”アイアン・ギアーの連中やサンドラットの連中は~”に変更になっている・・・ソルトが映画に登場しないのでしょうがないですな・・。
エルチ・カーゴ :
  最初から父キャリングはおらずエルチがカーゴ一家の頭。
  冒頭TVではジロンのザブングルをエルチとファットマンがもう一機のザブングルで登場して抑えるが映画ではエルチのみで登場、なんとその場でジロンを雇ってしまう・・・なんか不自然。
  ティンプに父キャリングを殺されことになってる。
  Pポイントのジロンの潜入はなんとエルチの指示となっている、ただドーム破壊までするとは考えていなかったおうだ。
  エルチの家出の原因はTVではジロンとコトセットに女性扱いされなかったことと艦長としての力量不足だが映画ではラグと喧嘩したことになってる。
  ビエルと出会うのはTVではPポイントドーム内だが映画では飛行機”ノースアメリカンB-25J/ミッチェル”の機内。
マリア・マリア :
  TVでは42話からアイアン・ギアーに乗り込むが映画では最初からアイアン・ギアーのクルーである。
  あまり関係ないが髪型が映画冒頭でショートカット、中盤でロングヘアーでまたショートに戻る・・・まぁしょうがないですな・・。
コトセット・メムマ :
  TVでは冒頭のカーゴ一家のバサーでザブングルに乗るのはホーラだが映画ではコトセットが乗っている。
  ラストアイアン・ギアーをジャンプさせる時TVでは”まんがだからね~”だが映画では”アニメだからね~に変更されてる。
メディック・ヘルト :
  TVでは冒頭のシーンでジロンの腕の治療をするが映画にそのシーンは一切登場しない。
  TVでは42話からアイアン・ギアーに乗り込むが映画では最初からアイアン・ギアーのクルーである。
ブルメ:
  TVでは冒頭にヘアバンドをエルチのナイフで切られるが映画ではそのシーンはナイ・・・ただヘアバンドにはエルチのナイフの後がある・・まぁしょうがないです。
ティンプ・シャローン :
  TVではビラムにエルチを要求するシーンやホーラとエルチ争奪戦を繰り広げたりというシーンがあったが映画ではラストに目の見えないエルチに”駆け落ちしないか”と直接誘っている。
ビリン・ナダ :
  TVでは中盤以降に登場するが映画では最初からアイアン・ギアーのクルーとして登場する。
トロン・ミラン :
  TV放送時関西では彼女の登場回27話が放送されなかったため映画では”幻のトロン・ミラン(関西地区で)”のテロップが出る。
  TVではサッサと死んじゃいますが映画ではその描写はない。
ビエル :
  TVではジロンやブルメを救うため銃弾に倒れるが映画ではエルチを救い出そうとしてカシム派のイノセントに殺されるというナレーションが流れるのみ・・・。
チル :
  Vでザブングルのダミーにペンキを塗っている時”疾風ザブングル”を歌うが映画では当時放送中”聖戦士ダンバイン”の主題歌”ダンバインとぶ”を歌っている。
グレタ・カラス :
  TVでは夫カラス・カラスの敵討ちのためジロンと戦うが映画ではお金のために戦っている。
キッド・ホーラ :
  TVでは5話までアイアン・ギアーのクルーだが映画では最初から在籍していない。
映画では登場しない人・組織
  カタカム・ズシム :ただしエンドロールにチラッと出てる。
  ソルト :カタカムの組織であるソルトも出て来ません!
  マツミ・クラム :ヨップへはマツミからもらうはずの地図ナシで潜入となります。
TVとキャストが変更になったキャラクター
  ギャブレット・ギャブレイ
  アコン・アカグ
  トロン・ミラン
  ハイヤ
  アリバドーラ
その他の変更点など・・・
  最後みんなが走るシーンTVは”hey you”映画では”わすれ草”が流れる。
  ラストは新作シーンとなりTVと大幅に違う。映画ではアーサーランクが生きており失明したエルチの目をイノセントの技術で治すことを約束するというTV版でのラストの暗い部分をカットした内容に変更されている。
  動撮(半完成状態)部分がある。
  ウォーカー・ギャリアのアイキャッチが登場する。
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