”惑星ゾラと言われている地球、しかし人々はゾラという名前を忘れて久しい・・・。”
戦闘メカザブングルはこんなナレーションで始まりました。
放送当時ゾラは地球なのかそれとも架空の惑星なのかドッチなんだろうって思ってました。
結論としてはこの地球、しかも未来の地球が舞台です。
36話でビエルが45話でアーサー・ランクがそのことについてジロン達に説明する場面があります。
昔、地球は未曾有の大変動に見舞われます。その影響は月にも及ぶほどで地球と月の距離が以前より変化してしまいます。
そのことによって地球に住むことが出来なくなった人類の一部はその月やその他の星に移住、大変動の収束を待つことになります。
550年前ついに人類は地球に再度降り立つことになります、場所は45話に登場する”不死の谷”。
・・・ですが環境は一変してます。
月の軌道までもが変化した地球は大気の電離層が破壊され生態系も変化し人類はドームにこもるしかない環境、彼らが支配階級のイノセントとなるわけです。
ここでイノセントは”人類再生計画”を立ち上げます。
この地球に適応できる人類を創り上げ、その後自らは支配階級から退き彼らに全てを明け渡す・・・そういった計画です。
まず生み出されたのが”トラントラン”(7話登場)環境には適合していたが知能があまりにも低すぎた・・・。続いて生み出された”ハナワン”(15~17話登場)は強い日差しに対応できないという致命的な欠陥がある・・・そして次に生み出されたのだジロン達”シビリアン”となります。
”トラントラン””ハナワン”の欠点を補い闘争心と判断力を兼ね備えた彼らの登場はイノセントの”人類再生計画”の大きな成果と言えます。
物語はイノセントの絶対的な支配にある状態で始まります。
まだ”シビリアン”は大規模な組織運営など出来ないとされ今までの体勢を崩そうなどと思ってもいなかった時登場するのがジロンたちです。
絶対的な支配に従順してきた今までの世代とは違う彼らの登場で歴史は動き始めます。
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