戦闘メカザブングル_get it
メカニック紹介
アマゾン 全品送料無料 戦闘メカ ザブングル DVD-BOX PART1 戦闘メカ ザブングル R3 1/100 ウォーカーギャリア 戦闘メカ ザブングル 完全設定資料集 (DNAメディアブックス 完全設定資料集シリーズ) トラッド11 ザブングルグラフィティ 戦闘メカ ザブングル BGM集 戦闘メカ ザブングル DVD-BOX PART2
ウォーカーマシン ランドシップその他
 
 

ザブングルではガンダム等のスマートなマシンではなくガソリンでブルブル動く割りと無骨なマシンが登場します。
そして全てのマシンは支配階級イノセントによって作られます。

全ての機体は量産型、そのため同クラスが多数存在するためカラーリング等で区別し(ギャリアのように一体しか存在しない機体もあり)また使用者が思い思いに改造を施し、多くのバリエーションが存在するのも特徴です。

ウォーカーマシンはガンダムでいう”モビルスーツ”のようなものですがスマートなモノではなくガソリンでブルブル動くかなり無骨なマシンで”より生活必需品的な色あい”が強いものとして存在してます。
トラックなんかと同じく白煙を吹き出しながら動き、寒冷地ではエンジンがかからず出撃できないなんて描写があったりと生活感たっぷりです。

20メートル近い大型のものから10メートルに満たない小型のものまで、多種多様なタイプがあり貨物を運んだり、大型のモノにはコクピットに簡易ベットが備え付けられていたりと、生活のスペースとしても使用されてます。
改造により仕様も機体によってさまざまです。特に小型のウォーカーマシンなんかはその傾向が強いようですね。

機種を問わない汎用の武器もあり、3連ミサイルポッドなどのあり多く流通してます。

元々”ブルーストーン”という鉱物資源を発掘するためのマシンで、後に戦闘に特化した形態のものが登場してきます。
前者がセントビートタイプやオットリッチタイプ、後者は主役メカのザブングルやギャリア、ガラバゴスタイプなどでしょうか。
空中戦専用のドラン、イノセント専用の無人機ブランなど異色の機体も存在します。
ほとんどのウォーカーマシンで機銃等の火器を搭載していますがザブングルのように内蔵火器がなくライフル等持たずに出撃すると丸裸みたいな機体もあったりします。

イノセントによると”二本の足でこの大地を歩く”という願いが込められて開発されたそうです。
ちなみに45話でイノセントの最高権力者アーサー・ランクは、乗り心地の悪さに閉口するシーンがあります。まぁ悪そうでよね・・その割にシートベルトもないなんて・・。

  ウォーカーマシン解説
INDEX
>>ザブングル
>>ウォーカーギャリア
>>ダッガータイプ
>>ガバメントタイプ
>>プロメウスタイプ
>>カプリコタイプ
>>ガラバゴスタイプ
>>オットリッチタイプ
>>クラブタイプ
>>トラッド11タイプ
>>ギャロップタイプ
>>ブラッカリィ
>>センドビードタイプ
>>ドランタイプ
>>レッグタイプ
>>ホッグタイプ
>>ブランタイプ
>>VLKR/バルキリタイプ
ザブングル
全高17.8m 重量113t 最高速度225キロ 出力33000HP 出力重量比3.42㎏/HP 乗員4名

本作の主役機。
人に近い抜群の運動性能を発揮する人間型のウォーカーマシン、手も人間と同様に細かい動作が可能でしかもであれだけ複雑な動きをするのに車と同じハンドルで操作できてしまう・・・すごいのです!

アイアンギアーには1号機と2号機の2機存在、主人公ジロンが乗り込むのは背部の羽根が破損した2号機。
ただし25話で2号機がカラス・カラスとの戦闘で大破したため最後まで稼働するのは1号機のみです。

ザブングル

必要のない無茶な合体変形機能を有しており、通常はブングル・スキッパーとブングル・ローバーが連結したザブングルカーという形態!
しかも”カー”というだけあって車輪での移動となります、どう見てもゾラの荒地を走れそうにないです・・・・この2機変形合体してザブングルとなります。

ザブングルを見たジロンは、ひと目で気に入りこれをキャリングから奪い取る所から物語はスタート。
通常、他のウォーカーマシンにはある内臓武器が一切無くライフル等持って出撃しないとマルハダカ状態、しかしそれを補うかのようにアタッチメントの武器は種類豊富です。
専用ライフル、4連専用バズーカ、専用ミサイルランチャー(3連バズーカと9連ランチャー肩部に装着)。
でも14話ですべて装着して動きにくく、かえってマイナスになってましたっけ。 18話はで燃料の残量が少なかった時四つん這いになる場面があります、
このカッコだと燃料がエンジンにいかなくなるとジロンがワメイてた・・・ジロン詳しいです・・。

水や海にどっぷり浸かるシーンも少なくない、18話では底なし沼にハマったりもしてる・・・でも何事もなかったように動く、防水が出来てるようには見えないけど案外丈夫。

14話でドワスがイノセントの聖域に侵入してきたザブングルに”この周辺のザブングルタイプといえばアイアンギアーの二機しかない”というセリフがあり他にも生産・稼動してた可能性があります。
カラーリングは目立ってしょうがないと思われる鮮やかなブルー。

ザブングル・カー
全長18m 最高速度193km/h

ブングル・スキッパー、ブングル・ローバーの2機が連結したザブングルに変形・合体前の車両。ゾラの荒地を車輪で走行するがどう見ても無茶・・・もちろん劇中ではガンカン走りますけども。
ザブングルの銃火器がブングル・ローバーにロープでグルグル巻きにされて走ってるシーンがしばしば見らます・・・ロープのセイで変形できないし~ちゃんと考えてないだろ~って機体です。

ブングル・スキッパー
全長10.5m 最高速度225km/h 重量67.8t 出力19300hp 乗員2名

ザブングルの上半身になる車両、飛行形態に変形も可能で短時間だけど飛行も出来る。武装はフロント部分に小さなミサイルが装備されてるのみ。
走行性能があまりないブングル・ローバーを牽引します・・・がこのスキッパーもそんなに走れそうに見えない・・・。
機体の前半分がザブングルの腕になり、それ以外は胴体と頭部と言った感じになります・・・それとザブングルに変形すると運転シートが内部のトンネルか何かを移動しザブングルの頭部のコクピットに移るという恐ろしいことが起こっていますがその描写はほとんどされません・・・。

ブングル・ローバー
全長9.5m(カーゴ形態7.5m)最高速度210km/h 重量45.2t 出力14700hp 乗員2名

ザブングルの上半身になるカーゴ形態の車両、走行が苦手のためスキッパーに牽引されてます。前部に一ヶ所、後部に二ヶ所車輪があり、どう見てもほとんど走れなそう。飛行機形態に変形し短時間の飛行が可能。
こんなスキッパーですがチルがガンガンに走らせるシーンが3話に出てきます・・・急ハンドルを切ったりしてるけどどう考えてもムリだぁ。

 
デザイン完成まで
  まずこの手の作品は玩具会社のおもちゃ宣伝目的の番組であるということなんです。こんなロボットを売りたい~それじゃそれを主役にお話作ってみてと発注が来るわけです。

話の内容とは関係ないトコで出来たデザインであるということなわけです。
主役機ザブングルのデザインの浮きっぷりはこういうわけなんです、番組スタートと同時に玩具発売するため約半年前にはデザインは決定、惑星ゾラやガソリンで動くなんて世界観とは関係ないトコで出来たデザインなわけです。

デザインした大河原邦男氏によるとSFを想定したデザインであったこと、車変形のものを考えていたら当時もうあったので(銀河旋風ブライガー等)二台に分けてみたとのこと、一週間程で仕上げられたなどなど・・・
監督の富野由悠季由悠季氏からは顔・全体のプロポーション調整等の修正を依頼されただけであの浮いたデザインが完成に至ります。
ちなみにコクピット.変形パターン等はゲストメカデザインの出渕裕裕氏。

こういう流れで出来上がってしまったデザインは当然作品にマッチするわけもなく監督の富野由悠季氏はインタビューで機動戦士ガンダム・伝説巨神イデオンでも主役機のデザインには頭を抱えたと語っていてザブングルも同様だったと吐露しています・・・そりゃそうですね・・・。

このダメデザインのザブングル、なんと26話で主役機交代というアニメ史上前例のない憂き目に遭うことになります。

たしかにギャリアの方がイイ・・・
 

ザブングルの”動き重視”の完成品モデル。
まぁよく動きます!!

背中の羽の付け替えで1号機と2号機の差し替えも可能。
全体のプロポーションも割とイイと思います。とにかく観賞用というより遊びたい人向きのザブングル!

ただ変形はしません、それに細部ディテールは良くない。変形組み立てなんかを楽しみたい~という方は他の商品をどうぞ。

>>INDEXへ  >>ページトップへ
ウォーカーギャリア
全高18.6m 重量124.0t 最高速度225キロ 出力42400HP 出力重量比2.92㎏/HP 乗員4名


26話から主人公ジロン・アモスが乗り込む人間型ウォーカーマシン。ザブングルを参考に作られており”ザブングルタイプ”に属するがそんなに似てない気がするのは私だけでしょうか??

乗員は最大4人~ほぼジロンとチルが乗り込むことになります。

ザブングルにあった不必要に見える変形合体機能?は健在です。
ギャリー・ホバーとギャリー・ウィルの2機で合体変形、ただシンプルで玩具でも容易に再現できるレベルになってます。

ギャリー・ウィルは車輪で駆動する機体でブングル・スキッパー、ブングル・ローバーより荒地に対応した口径の大きなタイヤを履いてます。
ギャリアになった際、股間と足首部分からそれが大きく露出してます・・敵の弾でも当たったらすぐパンクしそう・・・

他に大きな特徴としては背面部の大きなホバーローターです。後にドランタイプやブラッカリィなどでウォーカーマシンの動力として登場してきますがギャリアはその先駆けとして登場します。
これによって短時間の飛行が可能になりジロンの操縦技術とアイマって大きな戦果を上げることになウォーカーギャリアります。

内蔵武器は頭部に12.7mm機関砲、腹部に20mm機関砲を各2門装備、手持ちの銃火器としては30mmライフル、バズーカ、ブーメラン・イディオムを使用。その他、肩部にマウントする5連装ミサイルランチャーもあります(本編未使用)

少数生産されたザブングルと違い1機のみ製造されたらしくジロン機以外登場していません。

色はグリーンベースで主役機としては珍しいカラーリング。
26話でアイアンギアーにイノセントのガードマンが攻撃を仕掛けたことに怒ったジロンが、小規模上納ポイント(Lポイント)に乗り込んだ際に奪ったもの。
このときブルメ達によってブーメラン・イディオムも入手している。

本来ドワスがキッド・ホーラに与えた機体で、彼のランドシップ・ダブルスケールに搬入中ジロン達のホバギー隊に奪われることになる。
ちなみにこのとき突入してきたアイアンギアーによってダブルスケールは大破、ホーラは代わりにガバリエを与えられることになる。

最初に乗り込んだジロンは軽くマニュアルを読んだだけで操縦し、そのエンジン音から16気筒であることを指摘している。
同時に乗り込んだラグはギャリアのパワーに驚くコメントをしている。

メインの武器として使用するバズーカはギャリア専用のものではなく27話に立ち寄るメッカ・バレーの武器店にあったもの、その割にギャリアにピッタリ・・。
ここでトロン・ミランと大人げなくバズーカの取り合い、結局トロンが戦死してしまうことでジロンが彼女の遺品として使用することになる。通常は背部にマウントしてる。

49話ではイノセントが発射した大型ミサイルICBMをアイアンギアーの甲板上で受け止めるというガンダム等では許されない離れ業をする、ザブングルのイイとこです。

他の番組にも登場してます。
ザブングル放送から3年後の1985年放送の”機動戦士Zガンダム”の第13話「シャトル発進」でハヤト・コバヤシの博物館にガンキャノンなんかと並んでます。

それと放送当時、主役機のクセにプラモデルが1/144しか発売されませんでした・・ちなみに買いました。ダッカータイプ等の脇役でさえ1/144と1/100が発売されてたのに何だったんでしょう??
2008年にやっとこさ1/100が発売・・・・6000円だそうです・・・。

ギャリー・ホバー
全高12.2m 重量42t 最高速度250キロ 出力5500HP 乗員2名

主にジロンが搭乗するウォーカー・ギャリアの頭部と腕部になるホバーマシン。二人乗りで完全に飛行した状態で移動。
視界もザブングルに比べ圧倒的に良い。コクピット奥にベッドもありコクピット右部に12.7mm機関砲も装備している。

両サイドに出入り口があるだけでなくコクピット上部にもハッチがある、ただしあまり使用されなかった。
キャノピーにはワイパーがありオープニングでこれを使用してる場面がある。

ギャリー・ウィル
全高17.8m 重量82t 最高速度250キロ 出力2000HP 乗員2名

主にチルが搭乗するウォーカー・ギャリアの腹部と脚部になる車両。身長74cmのチルのため座席に自転車用チャイルドシートが備え付けてある。
二人乗りで操縦士と砲士に分かれているが操縦士側のフットペダルで機銃操作も可能になっている。
高低差のある珍しいコクピットになっており操縦士の後方斜め上部分に砲士が座るような位置関係になっている。
そして恐ろしい事に操縦士正面が全てガラスになっている・・・かなりガッツがいる仕様である。

武装は20mm機関砲を各2門装備、車輪で移動する機体でオフロード用のシッカリしたものを装備しておりザブングル・カーより説得力のある車輪を装着している。

 
デザイン完成まで
  原案ラフはザブングルをデザインした大河原邦男氏が作成、ただしスケジュールの関係でラフのみの参加になっている。
その時提出されたものは”太陽の牙ダグラム”のコンバットアーマー風のデザインで正直パッとしない・・・。
ただ背中のホバーローターはその際提示されている。
そのラフを元に監督の富野由悠季氏と作画監督チーフの湖川友謙氏が修正を加えギャリアが完成、ギャリア用30mmライフルのみゲストメカデザインの出渕裕氏がデザインしている。

湖川友謙氏によるとギャリアのモチーフは60年代のトラックらしく実用性を感じる顔つきをしている。グリーンをベースとしたカラーリングで主役機としては珍しい。

後に定着する主役機交代もギャリアが初だった。

 

当時1/144スケールしか発売されなかった中高年には夢のような超合金のギャリアです、いい時代になったもんです。

頭部と手が少々小さいかな~とも思うがこの重量感はさすが。
ギャリアのドムやリックディアスのようなヘビー級のプロポーションはホントにシビレます。
ドランがおまけで付いてますが単体で商品化しましょう~

>
>>INDEXへ  >>ページトップへ
ダッガータイプ
全高16.9m 重量125t 出力24000HP 出力重量比5.21㎏/HP 乗員3名ダッガータイプ

惑星ゾラで最も普及しているウォーカーマシン、準人間型。
割りとのんびりした動きで機敏性には欠ける、やられメカの役割もシッカリこなすいいヤツ。
居住性・戦闘・移動・採掘・運搬のバランスが良いとのこと。しかし設定資料等見る限り特に他の機体と差異はない様に感じる・・・。

機体中央に二人乗りのコクピットがあり、最上部にクローズタイプの一人用の20mm連装機関砲座、背面に銃にただイスがあるだけのマルハダカで恐ろしい1人用12.7mm機銃座がある。
銃座はコクピットからもリモコン操作でき、単独で搭乗した際も対応が可能。

3話で給油している場面が出てくるがコクピットの両サイドに燃料タンクがある恐ろしい構造になっている。

左腕が4連ロケットバルカン・右手がブルーストーン採掘に使えるクローを装備。

肩のタービンと背中から伸びた羽のような放熱ファンが特徴的。ただ放熱ファンは遠くから目立ちそう、考えたほうが良いでしょう~
脚部はウォーカマシンにはよくある鳥足で、足の甲部分はショックや振動を吸収しやすい形状である。股間に4門ホバーノズルを装備しており短距離の跳躍が可能。

カラーリングのバリエーションは基本レッド・ベージュ・ブラウンの3タイプが多い、ちなみにソルトはホワイト基調のものを主に使用していた。

1985年に出たコナミのゲーム「グラディウス」にダッカーという兵器が出てくる。似てるか似てないかは微妙・・・皆さんの目でご判断下さい・・。

 
デザイン完成まで
 

富野由悠季由悠季監督が参加し世界観が決定する前に、ダッガータイプの原型はゲストメカニカルデザインの出渕裕裕氏によって作成されてました。
最初に出した原案はロボットと兵器をミックスした感じのものだったそうです。

富野由悠季監督参加で世界観が決定後、今度をそれをデザインに反映させるため監督の修正→作画監督チーフの湖川友謙友謙氏がクリーンアップをする流れで完成に至ってます。

ダッガータイプはザブングル以外のウォーカーマシンの中でもっとも初期にデザインが完成していたもののひとつ(他はプロメウスタイプ・ガバメントタイプ)だったそうです。

世界観決定後と思われるラフ原案を見ると、もっとコクピットが大きく前に貼り出して球形だったり、左腕の4連ロケットバルカンが完成形では均等な配置になっているのに対して不規則な位置になっていたり、斜めに突き出している背中の放熱ファンが垂直だったりしてますね。

 

1/100ダッカータイプです。

これはホントにおすすめです、かなり良く出来てます。
カカト部分にスプリングがサスペンション代わりに仕込んであったり脚全体を外股にしたり内股にしたりも出来ます。関節がホントにしっかりしてる。
いじり回したけど全然ヘタらなかったですもん。

ディテールも詳細に作りこんであるし今でも十分に通用するモデルですよ。

>>INDEXへ  >>ページトップへ
ガバメントタイプ

全高15.2m 重量98.0t 出力30000HP 出力重量比3.27㎏/HP 乗員2名

ガバメントタイプ

ティンプ・シャローンも使用した機体で準人間型ウォーカーマシン。彼の機体は股間にイノセントのマークがあり”イノセントの仕掛け人”であることがバレバレの仕様になっている・・・。

上部にあるコクピットに一人と腹部の銃座に一人の計2人乗り。比較的軽量の機体で高い機動性を誇り接近戦が得意、”ザブングルより新型”というセリフが出てくるがホントか???どう見てもガバメントの方が旧型に見えるが・・・。

長距離移動に向いているそうだが居住性はコクピット等見てもイイようには見えない、腹を突き出したような独特な立ち方をしている。

マニュピレーターは四本指でこれによって物資の運搬・ブルーストーン採掘なども可能で汎用性が高い、腕の付け根部分がスライドし可動範囲も広いようだ。
このマニュピレーターを使った手持ち武器はなく全て腕にマウントするタイプのものになっている。腕自体を9連ミサイルポッドに換装することも出来る。

内蔵武器は腹部の20mm機関砲2門とコクピット両サイドのミサイルを2門装備している。
プロメウスタイプ同様上腕部に大胆に配線が露出しておりイカニモすぐ切れそう・・・股間の2機のホバーノズルがメインの動力となっている。

高性能の機体ながら生産台数は少なくあまり普及していない、カラーリングのティンプ機のブラック基調のものとブラウンとベージュのもの程度しかないようだ。
11話で主人公ジロンがガバメントを操縦するシーンが出てくる。

 
デザイン完成まで
  ダッガータイプ同様かなり初期にデザインは完成していて後にザブングルの世界観が出来上がるという順序だったそうです。
複数でデザインすることが多かったザブングルにおいてこの機体は作画監督チーフの湖川友謙友謙氏が単独で作成したもの、初期のラフを見るとマニュピレーターが3本指、腰回りが大きいなどの差異がみられます。
>>INDEXへ  >>ページトップへ
プロメウスタイプ

全高13.0m 重量104.0t 出力24000HP 出力重量比4.33㎏/HP 乗員3名

プロメウスタイプ

ガバメントタイプ同様戦闘に特化したウォーカーマシンでブレーカーに好んで使用された。
主要キャラクターでは1話~5話アイアンギアーに居た時のキッド・ホーラ、24話でグレタ・カラス、49話でDrマネなどが搭乗した。

高い機動性とバリエーションに富んだな武装が魅力的な機体、ずんぐりした独特のフォルムもステキです。
コクピットは股間にあり上部から乗り込むようになっている・・・これに関してはメリットはあるのだろうか???視界も低いしね・・・。
本来コクピットがありそうな上部位置に20mm機関砲が2門・・・しかもコクピットよりガラス面積が多く視界が非常に良い感じ、やっぱ逆がイイんじゃないでしょうか。??

ナパーム砲を装備した下腕部は取り替え式になっており別の武器に換装可能になっている・・・がナパーム砲以外の装備をした機体は一切登場していない。
その他変り種としてわき腹あたりから射出される大型カッターが標準装備されている。このような武器は他のウォーカマシンには無くプロメウスタイプ独特のもの。

カラーリングはキッド・ホーラとDrマネが使用したくすんだレッドとグレーのコンビネーションが多いようで他にはベージュとグリーン、グリーンとグレーなどなど。
グレタ・カラスが使用した機体はビビットなレッドとブラックとオレンジのカスタムカラーだった。

コクピットに2人と機銃部分に1人の計3人乗り。

 
デザイン完成まで
  ダッガータイプ・ガバメントタイプと同様にザブングル企画前のデザインで作画監督チーフの湖川友謙氏が原案からクリーンアップまで一人で完成させたもの。
ラフ段階ではガバメントタイプにあった肩部分がスライド移動し腕の可動範囲を広げる仕組みがあったが完成形にはなぜかなくなっている、ただ上腕部のワイヤーが大きく露出した部分などはガバメントタイプと共通の要素で残された部分も残っている。
>>INDEXへ  >>ページトップへ
カプリコタイプ
全高19.3m 重量109.0t 出力28000HP 出力重量比3.89㎏/HP 乗員3名

高い汎用性と機動性を目指して開発された機体、普及率が高い準人間型ウォーカーマシン。
軽量化がなされておりその反面関節等が被弾に弱いというデメリットも抱えている。

乗員はコクピットに2人、その上部にある機銃に1人の計3人乗り。29話に再登場したティンプ・シャローン、27話のトロン・ミランなどが使用、それと7話~10話に登場したギャブレット・ギャブレイのランドシップに多く搭載されていた。

デザインは他のウォーカーマシンにない滑らかで細身のラインが特徴で肩の張り出しなどもかなり女性的な印象、後にガバメントタイプが出てくるまで数あるウォーカーマシンのなかでも一番の長身だった。
両手のマニュピレーターは体の割に大型で3本指、背中に運搬用の折りたたみ式の荷台が標準装備されている。
股間に2門のホバー・ノズルあり。

カラーリングはバリエーション豊かでティンプ機のピンク・・・イメージ違うな。トロン機のブラウン・イエロー・グレー。
ギャプレイのランドシップに搭載されていたレッド・ブルーグレー・グレー。ソルトの使用したホワイトベースのカラーなどなど。

総じて火力は強くない。股間・胸部・最上部に20mm機関砲を各2門ずつ装備しているがそれを補うように汎用の3連ミサイルランチャーを腕にマウントして使っているケースが多いようだ。
ちなみにトロン機は最上部の機銃が存在しない。

専用のスキーがあり豪雪地帯でもよく使用された、ちなみにソルトでも多く運用されていたようだ。

 
デザイン完成まで
 

完成までの流れとしては富野由悠季由悠季監督のラフ→ゲストメカデザイン出渕裕裕氏のデザイン→チーフ作画監督湖川友謙友謙氏のクリーンアップの流れで出来上がった。

最初の監督のラフは驚くほど完成形と違う。土木機械のようなガッシリしたプロポーションで出渕裕氏も同様にデザイン、そして湖川友謙氏の手によりあのスマートで流れるようなラインのカプリコタイプが誕生するのです。

出渕裕氏によると監督からギャブレット・ギャプレイの搭乗する機体との指示が来たらしいです・・・ただギャブレイが年増女以外どんなキャラか分からず監督のラフ通りデザインしたそう、あの湖川友謙氏の完成形には驚いたそうです。

監督の富野由悠季氏もカプリコタイプのデザインはザブングルの世界観では異質なものと感じていたそうですね。

 

カプリコタイプは結構評価の高いモデルです。
確かにプロポーションはかなり良いです!!
ザブングルのプラモデルは1/100と1/144が基本用意されてますが1/100が圧倒的に良いですね。

同時期のバイファムのモデルは関節に全て”ポリキャップ”が使用され話題になりました、が総じて良くなかった印象です・・
ザブングルは1/100のみにポリキャップが使用されましたがそちらはとても良かった。

このカプリコも同様に素晴らしかったですね~。

>>INDEXへ  >>ページトップへ
ガラバゴスタイプ
全高20.25m 重量120.0t 出力33000HP 出力重量比3.6㎏/HP 乗員4名ガバメントタイプ

15話から登場する新型ウォーカーマシン、後にドラン、ブラッカリィが出てるくまで最新鋭機だった。

高出力エンジンを搭載し高い運動性と厚い装甲で強力な戦闘力を持つ。
加えて居住性にも優れている。データでは乗員4人となっているがどう見てもコクピットには2人しか乗れない、するとコクピット上部にある甲板に2人ということなのかな・・・雨ざらしだけど。

戦闘用に開発されただけあって武器も豊富、最上部に12連ミサイルランチャーがあり胸部と足の甲に20mm機関砲を計4門、4本指のマニュピレーターにはミサイルランチャーを6門装備している。

股間、それと足裏にもホバーノズルあり背中には運搬用の荷台(カプリコタイプと違い折りたたみ式ではない)もあり至れり尽くせりの機体。

肩の付け根あたりを一体型の装甲で覆っている緩やかなラインが特徴的、ただしその高い性能とは裏腹に生産台数は少ない。
物語ではキッド・ホーラ、ゲラバ・ゲラバの2機、それにティンプのデラバス・ギャランに数機搭載されていた程度だった。

カラーリングもほとんどオレンジカラーで唯一27話でゲラバ・ゲラバが使用したオリーブグリーンカラーのものしか確認されていない。

 
デザイン完成まで
  富野由悠季監督のラフ原案をチーフ作画監督の湖川友謙氏がデザイン、クリーンアップして完成した。ラフの段階では単調なカラーリングを補うように肩部分の一体型装甲にイラスト風の塗装が施されるアイディアがあったようだ・・・やればよかったのに・・・。

監督のメモではマニュピレーターのシステムと背中部分の荷台は気に入っているとの書き込みが確認できる。

>>INDEXへ  >>ページトップへ
オットリッチタイプ
全高18.2m 重量157.0t 出力11000HP 出力重量比14.27㎏/HP 乗員2名

クラブタイプなどと同様、かなり初期のウォーカーマシン。ブルーストーン発掘用に開発され大きな特徴でもあるクレーン式アームにドリルやシャベルなどのアタッチメントを装着して作業する形態になっている。戦闘用に9連ミサイルランチャーも取り付け可能でロックマンを中心に多く使われていた機体。

その他武装としては後部に20mm機関砲2門、両サイドに6連ミサイルランチャーを2機装備している。18~19話に登場しエル・コンドルが使用していた。

厚い装甲の影響もあって重量が重く機動性が悪い、他のウォーカーマシンのようにマニュピレーターを持たず戦闘には不向きである・・・しかし22話で崖を登らされたり7話では海上をホバーボート(サーフボードみたいなもの)で戦闘に参加していたりほとんどイジメのような扱いをされてたりする。

ダチョウのようなプロポーションでクレーン式のアームが特徴敵、底部に6機の大型ホバーノズルを装備しているが割りと見掛け倒し・・・・そんなに飛べない・・・。
コクピットは機体に固定されておらず小さなアームにくっ付いている、主に乗務員乗り降りの際使用されるようだ、前面全部ガラスでちょっと恐ろしい。天井から下がってるヒモを引っ張るとアフターバーナーが点火する・・・・なぜ普及したのか分からない機体である。
ちなみに後部に煙幕を張る機能もある。

オットリッチタイプ

カラーリングはネービーブルー・レッド、例外としてエル・コンドルが使用したホワイト・レッド・イエロー・ブルーの配色のモノも存在する。
目立ってしょうがないと思うな・・・

ここまでダチョウっぽいんだったら”オストリッチタイプ”としちゃえば良かったのでは???

私事ですが兄がオットリッチタイプとトラッド11のプラモを持ってました・・どういうチョイスでしょうか・・。

 
デザイン完成まで
  ガラバゴスタイプ同様、富野由悠季監督のラフ原案をチーフ作画監督の湖川友謙氏がデザイン、クリーンアップして完成。ほぼ富野監督原案どおりデザインがなされている。ただ原案はもっと曲線がうなるワイルドな印象だったのに完成形はコジンマリまとまってる感じ。
富野監督のラフ原案を元にゲストメカデザインの出渕裕氏のよりミリタリー色の強いデザインもスケッチが描かれています、こちらはかなり戦車っぽいです。
>>INDEXへ  >>ページトップへ
クラブタイプ
全高9.3m 重量71.0t 出力13000HP 出力重量比5.46㎏/HP 乗員2名

オットリッチタイプなどと同時期の旧型のウォーカーマシン。トラッド11より1メートル大きいだけの小型ウォーカーマシン、しかし小型唯一のクローズドタイプのコクピットを持ち居住性がずば抜けている。長距離移動も快適らしい。

クラブタイプ

10話でギャブレット・ギャブレイがこのウォーカマシンに乗って最後を迎えた、その他に特にメインキャラクターでは使用例はない。

背中から排気パイプが伸びておりいつもモクモク煙をあげている、腰には球体の予備タンクがあり狙ってくれと言わんばかりであぶないです・・・足の甲はペラペラのスキーを履いているような感じでゾラの荒地ではツルツル滑りそう。

居住性の良いコクピットのため頭でっかちで機体のバランスが悪く機体のアチコチに噴射ノズルが取り付けられバランスを取れるようになっている・・・噴射ノズルで解決しないような気がするが・・・。
加えて運動性能も悪く燃費も最悪という居住性以外イイトコなしの脇役メカ。

12.7mm機銃を2門コクピット上部に標準装備、ほかに迫撃砲2門をアタッチメントで最上部にあるバーに取り付け可能である。

普及率は高くバリエーションも多くある。フロントガラスが一枚のものと二枚に分割されたもの、居住性の良いコクピットをとっぱらいオープンにしたもの・・・そうするとこの機体イイとこなしだと思うんだけど・・・オープンタイプはスペースに余裕ができ機銃など武器を追加しやすくなるので戦闘には有利な面もでてくるということらしい。

 
デザイン完成まで
  ラフ原案はゲストメカデザインの出渕裕氏で富野由悠季監督の修正を経てチーフ作画監督湖川友謙氏によってクリーンアップされた。
出渕氏の原案を見るとコミカルなシルエットのクラブタイプがもっとコミカルだったことが分かる、バックミラーなんか付いてます。
その他肩の付け根が上下にスライドし腕の可動範囲が広くなる工夫等あったことも確認できる。

それと湖川氏は股間のアノ位置にも燃料タンクを付けようとした形跡がありワイセツだからボツとなっていたりする。

>>INDEXへ  >>ページトップへ
トラッド11
全高8.2m 重量60.0t 出力16000HP 出力重量比3.75㎏/HP 乗員1名トラッド11

旧型の小型ウォーカーマシン。ブルーストーン採掘用に特化された機体で戦闘や運搬には不向き・・・せいぜい軽作業がイイとこ。

左右不対称の三本指マニュピレーターを持ち右腕側が細かい作業向きの繊細なものになっている。ちなみに両腕は伸縮可能で伸び縮みする機能もあったりする。
オットリッチタイプ同様に鳥脚。ちなみに足の裏はゾラの荒地ではツルツル滑りそうなフラットなものでどうなんでしょう??
股間に2基のホバーノズルを装備しており割りと軽快に動きます。

開放感のあるコクピットは上部以外ガラスで視界は非常に良い・・・ただし上部が雨ざらしでホロ等を装着できるようになっている。
機体が転倒した場合など乗員が投げ出されてしまいそうで怖いです・・・。

操縦はイタッてシンプルで簡単、工事用の重機のようなものでウォーカーマシン初心者にはウッテツケの機体になっている。非常に多く流通している機体でロックマン・ブレーカーを問わず使用されている、ちなみにアイアンギアーにも数機搭載されておりハイヤーやガルロがメインで登場していた。

32話では寒冷地でエンジンが掛からずクランク棒を股間部分に突っ込んで強制的に始動させているシーンがある。

武装は胸部にガトリング砲を2門装備している、これ以外にウォーカーマシン用の汎用3連ミサイルランチャーを機体上部にマウントしたり手に持ったりして使用しているケースが多い。

カラーリングはグリーンやブラウン・ベージュなど。ちなみに41話で作画監督湖川友謙氏が赤ん坊をオブってトラッドに搭乗しているシーンがある、当時お子さんが生まれたとのことですよ。

 
デザイン完成まで
 

ラフ原案出渕裕氏→修正富野由悠季監督→チーフ作画監督湖川友謙氏クリーンアップの流れで完成、ラフ原案では機体がもう少し大型でガッシリした作業機械っぽかった。左右非対称のマニュピレーターはそのままだが右腕が4連ランチャーに換装可能で左腕も4本指だったようだ。

脚部も3本指で安定感がある感じ、コクピットには計器類もあったようだ、出渕氏曰くブルドーザー。
無骨な原案も湖川氏のクリーンアップによってバランスの良い今のような形状に落ち着いたようです。

>>INDEXへ  >>ページトップへ
ギャロップタイプ
全高7.8m 重量56.0t 出力16000HP 出力重量比3.56㎏/HP 乗員1名ギャロップタイプ

トラッド11同様旧式の小型ウォーカーマシン。運搬など目的で開発された機体で後部に運搬用の荷台がありかなりの積載量がある。そのほか両腕の3本指のマニュピレーターでブルーストーン採掘も可能で割りとツブシが利くマシンである、そのため普及率も高い。

開放型のコクピットは操縦も容易、雨ざらしのためホロが取り付けられるようになっている。腰から伸びている排気パイプの他に腕や足の関節付近から時々熱が排気される、ホバーノズルを股間に3機搭載、軽快にジャンプしたりするが決して運動性自体は高いものではないようだ。

コクピットサイドにアタッチメントの7.62mm機銃やバズーカを装備できる、それ以外に汎用3連ミサイルランチャーを後部荷台にロープで固定して使用するケースも多く見られた。

カラーリングはカーキグリーンやブラウン、19話のエルドラドの街ではレッドとイエローというすぐ見つかっちゃいそうなボディカラーのものも登場する。
22話では家出ならぬ船出をしたラグが200ギャラントでブルーグレーのギャロップタイプを買い求めている。
41話ではカタカムが弾薬を積んだギャロップタイプでホーラのガバリエを撃破している。

2話で登場するマダム・ミレイのギャロップタイプはコクピット横の肩の部分に補助席を取り付けて自分の息子を座らせてた・・・かなりムチャですね・・・。

 
デザイン完成まで
 

ラフ原案出渕裕氏で富野由悠季監督の修正を経てチーフ作画監督湖川友謙氏によってクリーンアップされた。丸みのあるラインのギャロップタイプですがラフ原案ではかなり角張ったデザイン、作業機械丸出しのデザインになってます。
後部の大きく張り出した荷台は湖川友謙氏によって最終段階で取り付けられました。

ちなみに四ツ股に分かれた足は小型ウォーカーマシン・レッグの足の元ネタになってます。

出渕裕裕氏お気に入りのウォーカーマシンだそうです。

>>INDEXへ  >>ページトップへ
ブラッカリィ
ブラッカリィ全高16.5m 重量120.0t 出力30000HP 出力重量比4.00㎏/HP 乗員2名

41話から登場した最新鋭ウォーカーマシン。ザブングル・ウォーカーギャリアに続く3機目のザブングルタイプでザブングルとギャリアをミックスしたような外観をしている。
ギャリア同様ローターが背中に装備されているがかなり小型、しかしその性能は高くドラン同様飛行可能なウォーカーマシン。その他股間に3基のホバーノズルを持っている。

少数生産されたのみでティンプ・シャローン、ゲラバ・ゲラバとイノセントではドワスが搭乗した(意外だがキッド・ホーラは搭乗していない)、コクピットはザブングル同様ハンドル式になっている。

武装は胸部に20mm機関砲を装備、手持ちの武器としてギャリアと同じライフルを使用する。カラーリングはブラック(ダークグレー)のみだった。初登場時ジロンに”黒く塗って脅かそうってんだよ!”と悪態をつかれていた。

当時主役機ザブングル以上に世界観に合わない機体で違和感がすごかった印象があります、ブラックのボディカラーも良くない・・・。

 
デザイン完成まで
  放送当初チーフ作画監督湖川友謙氏の描いたザブングルのイメージイラストが元ネタになってます。当時このイラストが富の監督のデスクに貼ってあったそうです・・・これを元に富野由悠季監督が修正を入れチーフ作画監督の湖川氏のスタジオ”ビーボォー”がクリーンアップという流れで完成。

元々ティンプ専用機として考えていたもの、世界観とイメージの違いが見えていたザブングルの対比として考えたものだそうです。

>>INDEXへ  >>ページトップへ
センドビードタイプ
7話に登場したウォーカーマシン創生期の機体、ロックマンであるホッター老人が使用していた。 ブルーストーン採掘用に開発され戦闘には不向きとされている、しかし動きは俊敏でナカナカの戦闘力であるように見える。
長~いマニュピレーターを持ち、用途によって換装可能になっている。採掘の際使うドリルは先端から爆弾を78発まで射出でき戦闘時にも威力を発揮する。
10年前に製造中止されたビームスナッチャーをいう戦闘に特化したアーム式火器はミサイルや電気ショックで敵にダメージを与えることが出来る。

球状でウォーカーマシンとしては独特の形状をしており前面にくちばしのようなシャベルを装備しブルーストーン採掘中、狭い構内で威力を発揮する。
底面にホバーノズルを6基、後部の開閉式シャッター内に大型のものが2機あり距離の長いジャンプを可能にしている。

センドビードタイプ

コクピットは一人乗りでかなり狭い、オットリッチタイプ同様小さなアームにくっついており搭乗する際上下する。カラーリングはオレンジのみ。

 
デザイン完成まで
  富野由悠季監督のラフ原案をチーフ作画監督の湖川友謙氏がデザイン、クリーンアップして完成した。アタッチメントのビームスナッチャーも富野由悠季氏のアイディアだが当初はレーザースナッチャーという名称で”レーザー”なのになぜが火炎放射器の機能があったみたい・・・。
>>INDEXへ  >>ページトップへ
ドランタイプ
全高15.4m 全幅15.0m 重量102.0t 出力17000HP☓4(飛行用)8700☓1(歩行用) 出力重量比10.17㎏/HP 乗員1名

32話に初登場する中型戦闘用ウォーカーマシン。今までにない完全な飛行能力を持ったニュータイプの機体で高い機動性と戦闘力を誇る。
戦闘に特化しているためブルーストーン発掘や運搬の装備は一切無く多数の火器を装備している。20mm機関砲2門、ミサイルポッド8門、右のマニュピレーター5連ロケットランチャー、胸部脇に7.62mmミリガン2門と煙幕を張るためのスモークディスチャージャーをコクピット脇に装備している。

32話でドワスがIポイントでティンプにソルト殲滅を条件に渡した場面が初登場、以後多く登場する優秀な機体、41話でブラッカリィが初登場するシーンでもドランを数機引き連れていた。

ドランタイプ

2機の大型のホバーが特徴でそれに手足を付けたような外観、出力も大きく100トンを超えるウォーカーマシンを乗せてかるがる飛行して見せた、今までのウォーカーマシンの概念を変えた革新的なマシンである。
コクピットはオットリッチタイプ、セントビートタイプ同様、昇降式のアームに支えられた可動式コクピットで開口面が多く非常に視界が良い。
リアウィンドウまでありそのため他のウォーカーマシンにはない後方確認用ルームミラーがあったりする。

基本乗員は1名だが43話ではグレタ・カラスが部下と共に3人で乗り込んでいるシーンがある。

優秀な機体で生産数も多かったため使用したパイロットも多い。一番愛用したのはグレタ・カラスで42~49話まで使用、40話ではガウツ・ガム、37話ではキャローン・キャルの部隊でも使用された。その他ラグ、ビリン、マリアが46話で搭乗するシーンがある。

カラーリングはホワイトのみ、ドラン登場当初は豪雪地帯が舞台であったためより目立たず良かったのかも・・・。
チルからは”ごきぶりちゃん”と呼ばれたりしてた。

 
デザイン完成まで
  ラフ原案を富野由悠季監督自身が描きゲストメカデザインの出渕裕氏がデザインとクリーンアップを担当、しかし最終的にはラフ原案そのままデザインとなった。
>>INDEXへ  >>ページトップへ
レッグタイプ
                       全高2.4m 全幅0.6m 重量7.5t 出力950HP 可動時間13.1min/L(ホバーノズル未使用時) 乗員1名

最も小型・軽量のウォーカーマシン。
初登場は26話で短・中距離の移動用の機体、一応後部にトランクはあるが積載能力はないに等しく物資運搬力もほとんどない。
戦闘力も低く武装はフロントの12.7mm機銃2門のみ、ただ操縦は非常にシンプルかつ簡単でとっつきやすい。

不整地歩行の性能が高く小型の割にジャンプ力もあり偵察などに使われるケースも多い。ホバーノズルは股間部分に3基搭載され軽快に動き回れる。
4本指のマニュピレーターもあるがあまり使用されていないようだ。

カラーリングはグレーグリーンとレッド。
ビリン・ナダ、キャローン・キャル、ガウツ・ガウなどが使用、47話ではエルチが乗りこみ、33話では家出ならぬ船出をしたブルメがイノセントのビエルを伴って使用していた。

 
デザイン完成まで
  原案ラフ・デザインはゲストメカデザインの出渕裕氏が旅行中の飛行機機内でラフを描いたのが始まり。特に発注があったわけではなかったが富野由悠季監督が気に入り採用となった。当初は野盗風ブレーカー集団の馬のようなものと考えていたそう。

原案では脚部がカプリコタイプようなスマートなものだったがギャロップタイプのような無骨なものにと監督から修正が入り完成に至る。

>>INDEXへ  >>ページトップへ
ホッグタイプ
ホッグタイプ全高3.3m 重量18.0t 出力1500HP 可動時間10.7min/L 乗員1名

ランドシップ等の修理・整備に特化したウォーカーマシン、よって戦闘やブルーストーン採掘など一切できない。
デザインの特徴は卵型のボディに視界が良くなるように多く取られた開口面、解体作業などの際、部品など運搬出来るようガッシリとした鳥足などなど・・
一番の特徴は取り外し可能な6本のマニュピレーターで非常に細かな作業にも対応できるようになっている。

25話でカラス・カラスとの戦闘後ブルメが使用、それ以外にもガルロやその他アイアンギアーのクルーが使用しているのが確認できる。
ちなみにブルメが使用した機体には溶接作業用パイザーが付いていた。

カラーリングはベージュ・レッドの組み合わせのみのようだ。

 
デザイン完成まで
  ゲストメカデザインの出渕裕氏のデザイン、演出が絵コンテ上に描いてた修理用メカに脚をつけてみたとのこと。
>>INDEXへ  >>ページトップへ
ブランタイプ
ブランタイプ全高3.2m 重量23.0t 出力2300HP 可動時間7.9min/L 

イノセントの上納ポイントの防衛、パトロール用のウォーカーマシン。サイズはレッグとほぼ同じでこちらは無人機である。
戦闘用コンピューターが内蔵され細かな指示がなくても独自に行動・攻撃が可能になっている。

フロント部分に12.7mm機銃2門、股間部に対ウォーカーマシンミサイルポッドを2門装備している。動作が鈍くただ歩いているだけといった感じ、ホバーノズルも股間に装備しているもののジャンプすらできない。

装甲も薄く機銃等で簡単にダメージを与えることが出来る、カラーリングはコバルトブルーのみ。

26話初登場、ウォーカー・ギャリアもこの回で初登場だった・・・バタバタやられてた・・・。

 
デザイン完成まで
  ゲストメカデザインの出渕裕裕氏のデザイン。絵コンテに”機銃を打って走るウォーカーマシン”とあり発想したもの。イノセントの機体ということで通常のウォーカーマシンより冷たくミリタリー色の強いものを狙って作成された。
立体モデルにして面白いようにマフラーなど取り付け”スター・ウォーズ”を意識したデザインにしたらしい。

2バージョンラフが存在し不採用になった方はカニのようなマシンだった。

>>INDEXへ  >>ページトップへ
VLKR バルキリ
 

全高23.4m 重量175t  出力:飛行時33000×2 歩行時18000 出力重量比:飛行時2.65 歩行時9.72 乗員1名

バルキリタイプ

制作上の問題で登場しなかったウォーカーマシン。
当初戦闘ヘリとしてデザイン発注がなされ途中からドランの重装備タイプとして進行していた。

”VLKR”と書いて読み方は未定だったようだがラフスケッチにはカタカナで”バルキリ”と書かれている。
一応人間型ウォーカーマシンとなっているが準人間型と言ったほうがイイようなデザインで3タイプデザインが存在している。
デザインを担当した出渕裕氏がドラン好きだったためこれだけのバリエーションが存在するとのこと。

1タイプ目はクリーンナップまでされており一番完成形に近いと言える。ドランと違いホバーではなくターボファンを背負うようなデザインでオーラバトラーのコンバーターのような印象、胴体から亀の首のように一人乗りコクピットがニョキっと突き出ている。

2タイプ目はウォーカーギャリアとドランのアイノコのようなデザインでドッシリとしたシルエットになっている。なんと合体機能もありウォーカーマシンの上部にヘリが合体するというギミックが考えられていた。

3タイプ目は上記2タイプを足して2で割ったようなシルエットのデザインで出渕氏曰く”適当に描いたもの”とのこと。

 

武装は50mmカノン砲や4連装バルカン砲、20mm連装機関砲等考えられていた。そして1タイプ目のデザインではドラン同様煙幕を貼るスモークディスチャージャーも8基確認できる。

カラーリングやどのキャラクターが使用するかなどは不明、富野監督も気に入ってたらしいがオクラ入りとなった残念な機体。

>>INDEXへ  >>ページトップへ
 
Copyright (C) 2012 Tinami All Rights Reserved.
FX